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column


   ・・・は、多忙極める松井君に半ば強引にお願いしてしまいました。忙しいとこ書いてくれてありがとう。



コラムと言っても書いたことがあるわけではないので、
一体何を書いていいのやらと思いつつ、今日も残業中の松井です。
わやさんを卒業して早1年、原稿依頼を受けてから早2ヶ月。。。
全く以てごめんなさい。ようやくです。

わやさんかお酒にまつわる話ということですが。。。

かつてわやさんでお会いした方は存じているかもしれませんが、結婚してるんです、僕。
わやさんを卒業する直前の駆け込み学生結婚でした。
出会いはわやさん、婚姻届の保証人もわやさんのマスターご夫妻。
酒が取り持つ夫婦です。

そんな酒飲み夫婦も、ぼちぼち新婚の域を出てまったり暮らしているせいか、そろそろ子供が欲しくなりました。
まぁ言ってるのは夫だけですが。
実際には今子供が生まれたら過労で困っちゃうので、全く予定はないのですが。。

最近そんな事を考えつつ、ちいと親馬鹿を妄想しています。

娘が生まれたら、成長と共に毎年一年間を感じられることをしてあげたい。。。

毎年真珠を買って、成人したらちょうどネックレスになるのがあったなぁ。。。

友人夫婦は毎日一枚同じポーズの写真を撮ってパラパラ漫画みたいにするって言ってたけど、
まだ続いてるのだろうか。。。

酒。。。バースデーワインってのもいいかも。。。でも保管が大変だしなぁ。。
成人までで20本か。。。




娘が生まれたら、バースデー泡盛50本ってことで。

#先日1年遅れで新婚旅行に行ってきました。沖縄。
#馬鹿な知恵をつけてきたもんです(合掌)

Written by Koji Matsui

忙しいとこ急に頼んだのに、ちゃんと上げてくれてありがとうございますm(_ _)m
松井君もすっかり家庭人ですね^^ごちそうさまです。
ほっこりぐあいが松井くんぽくていい感じです。
ほっとするコラムどうもありがとう。


ところで、〈みよさん〉から「エコ・クイック・ブライト」なる洗剤をもらった。
〈わや〉の〈たかちゃん〉〈しげちゃん〉も使っているという優れものとのこと、
容器裏面の注意書きを睨みながら、さっそく試しに洗濯してみる——
「この洗剤の使用用途は、浴槽、食器、運動靴、外壁、自動車、たんす、電子レンジ、便器、
コンピュータ、窓ガラス、冷蔵庫、などなど」……。
襟汚ればかりか台所や車も洗えちゃうという、なんだかよく分からないこの脈絡のなさは、
私のような貧乏ったれには、ピッタリだ。
しかも最後の「などなど」という表記は、さらに妄想が脹らみ、「楽しそう」な感じさえしてくるではないか。

 ところで……「焼酎は蒸留酒だから、焼酎を飲みながら食事をするのは無理がある、日本酒こそすべての料理にあう」
と断言した人がいた……誰だっけ?……忘れた。
ホンジャマカの石塚ではないし、敗者になっても結局は両方の料理を食べる関口宏でもなおさらない。
とにかくそう言った人がいた(と思う)。
でも、なんだかなあ……どう言ったらいいんだか、たとえば、月曜日にセールで大量の鶏肉を買い込んで、
あれこれと料理をしたあげく、土曜日にはカレーになってしまうような、そんな予定調和の怠惰さと、どこか似ている。
抵抗しなくちゃ! もっと別のものを、別の仕方で!

 たんじゅんに、私じしんの経験にかぎっても、まったく飲めなかった焼酎を〈わや〉で教わって飲めるようになったし、
焼酎と相性のいい料理もたくさんいただいた。
種類や飲み方をじぶんで限定してしまうと、息苦しいし、工夫をしなくなる。
……「この洗剤の使用用途は、浴槽、食器、運動靴、外壁、自動車、たんす、電子レンジ、便器、コンピュータ、
窓ガラス、冷蔵庫、などなど」……このほうが「楽しそう」。
だから、たった一つの限定をじぶんに課そう、
週末のカレー禁止!

 ところで、〈わや〉は高野川の東岸にある。川向こうの西岸は、お金持ちの家がずらりと並んでいて、
すごい車(車種は知らないが「すごい」車)が停めてある。
監視カメラが瞼のない眼を向けていて、私のような貧乏ったれが近づくとセコムが威嚇する「要塞」だ。
 ところで、むかし『夜のプロレタリアート』という本を書いた人がいた……誰だっけ?……忘れた。
「美しい日本語」とやらを声に出して読みあげる齋藤なにがしではなく、
歩き方にまで口をはさんでくるデューク更家でもなおさらない。
とにかく書いた人がいた(と思う)。
100年以上むかしの話……工場や建設現場や印刷場で働いていた人たちが、仕事が終わると夜な夜な集まって、
じぶんたちの同人誌や詩集、政治パンフレット、ポルノグラフィを作っていたそうだ。なんだか「楽しそう」……。
昨今では、そういった活動の主体は、お金儲けを目的とする企業になり替わってしまった。
でも、なり替わったからといって、活動や表現の場をじぶんで限定してしまうと、ただでさえ世知辛い世の中にあっては、
よけいに息苦しいし、工夫もしなくなる。

 たんじゅんに、私じしんの経験にかぎっても、いままで出会ったことのないタイプの人たちと、〈わや〉で出会うことができたし、
これからもそうだろう。
〈わや〉は、そのとき限りの楽しさだけではなく(もちろんそれだけでもじゅうぶんなのだが)、仕事を終えた貧乏ったれたちが
夜な夜な集まり、なにかを共同で(共犯で)企てようとする、そんな場なのかもしれない……げんに、このホームページがそうだ。
 西岸のお金持ちたちは、ぜったいに「精神が荒廃」しているに違いない(と思うことにしている)。
セコムで守られた要塞のなかでは、酒の美味しさなんて一生味わえるはずはないし、
名前も知らぬ人たちと馬鹿な企てを目論むなんて、想像だにしないだろう(と思うことにしている)。
だから、つぎの一点だけは、断固として認めてはならない! 
「金持ちはおおらかで優しい。」



 そろそろ洗濯が終わるはずだ。


Written by Hisashi Takenaka




直接お願いしたかったのですが、なかなかお会いできなかったので
半ば(っていうか、ほぼ)一方的にクイックブライトを送りつけて依頼したにもかかわらず、
快く(かどうかは謎ですが・・)引き受けて下さってありがとうございます。
竹中さんのセンスが光ってますね〜。さすがです。